血のきよめ

レビ12:5「もし、女の子を産めば、月のさわりのときと同じく、二週間汚れる。その女はさらに六十六日間、血のきよめのために、こもらなければならない」
現代でも血液検査をする人は手袋をして、直接血液に触れないようにしています。それは、血液の中にある感染症が移らないためです。有名なものでは肝炎やHIVなどの病気が挙げられます。しかし、健康な人同士が血をさわった程度ではまず大丈夫です。なぜ、神は血に関して厳しい制限を設けたのでしょうか?聖書で最初に血が流されたのは、アダムとエバに皮の衣を着させた(創3:21)ときです。これは動物の血が流れたわけですが、人の血が流され命が奪われた最初の記述はカインがアベルを殺したときです(創4:8)。そして主は「肉のいのちは血にある(レビ17:11)」と言われ、体の中にある血は肉を働かせる根源だとされました。この論理でいくならば、血が聖められるなら、肉も聖められます。そして、人は血を食べることを禁じられました(17:10)。しかし、イエス様は「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得…(ヨハ6:54)」と言われ、イエス様の血を飲むことで死ぬことはないと教えられました。もちろんイエス様の血液が現代に残っているわけではありません。信仰によって、イエス様の血を飲むことにより肉は聖められ、神に受け入れられる体になれるのです。