1月14日過ぎ越しの日

レビ23:5「第一月の十四日には、夕暮れに過越のいけにえを主にささげる」
今でもユダヤ人は三大祭を守っています。それは「あなたは年に三度、わたしのために祭りを行なわなければならない(出23:14)」という聖書の記述に基づくもので、3つとは過ぎ越し(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)、仮庵の祭り(スコット)の3つです。その中で過ぎ越しの祭りが1月にあり、1年で最も早く行なう祭りです。1月14日は必ず守られ、イエス様の十字架もこのスケジュールにあわせて行なわれました。しかも、イエス様の時には1月14日と安息日が重なる「大いなる日」と言われる数年に一度の珍しいときだったのです(ヨハ19:31)。安息日には労働が禁止されているため、たとえイエス様が死んでいたとしても、取り下ろして墓に入れるという作業ができません。そんな事情を知ってか、ローマの兵士はイエス様のわき腹に槍を刺しています(マタ27:49)。すべては13日の夕暮れまでに行なわれなければ、夕暮れになると14日が始まり安息日になってしまいます。ちなみに「13日の金曜日」という迷信も、このイエス様が十字架に架かった日を指しています。本来ならイエス様が十字架に架かり、すべての人類の罪を負ってくださったのだから「13日の金曜日」はむしろラッキーな日として扱うべきものです。もし教会が十字架をシンボルとするなら、13日の金曜日も良き日の訪れとして、悪いことが起きると思っている人の考えを改めるべきではないでしょうか?