七倍の懲らしめ

レビ26:18「もし、これらのことの後でも、あなたがたがわたしに聞かないなら、わたしはさらに、あなたがたの罪に対して七倍も重く懲らしめる」
「七倍」はこの章だけでも4回登場します。18節以外には「七倍も激しくあなたがたを打ちたたく(21)」、「七倍も重くあなたがたを打とう(24)」、「七倍も重くあなたがたを懲らしめよう(28)」…と書かれています。いずれも主の命令に反抗したり、従わなかったときの懲らしめとして言われたことです。何が7倍になるのかはわかりませんが、現代の罰則で罰金1万円が7万円になったり、懲役1年が7年になったりだとかなり思い刑罰だと感じます。主ははっきりとイスラエルの民に命令に従わなければ、懲らしめると宣言されているのです。イエス様の時代に入り、罪は赦されるということが十字架によって可能になりましたが、何でも赦されると思って好き勝手をするなら懲らしめに会うでしょう。なぜなら父なる神は違反を単なるミスだと思わず、懲らしめの対象にしておられるからです。確かに罪は赦されます。もし、罪を犯した者がへりくだり、罪を認め、主の前に傾ぎ付き赦しを乞うならば…です。罪を認めず、自分は正しいと主張し続けるなら、主はその人が大きな過ちを犯していることを気付かせるために7倍重く懲らしめられるでしょう。うわべだけで謝るようなことをせず、心からの悔いる気持ちが主との関係を正しくしていくのです。