6年目から3年間

レビ25:22「あなたがたが八年目に種を蒔くときにも、古い収穫をなお食べていよう。九年目まで、その収穫があるまで、なお古いものを食べることができる」
50年に一度は3年分の収穫が保証されています。6年目の終わりには種を蒔かないようです。そして安息年には、収穫はなく土地を休ませます。さらにヨベルの年はもう1年休みが増えます。通常の安息年49年目とヨベルの年50年目の両方の収穫がないわけです。50年目の終わりに種を蒔いたとしても、収穫は51年目の秋になってしまいます。すなわち49年(安息年)、50年(ヨベル)、51年(通常の年)の3年間は収穫がありません。主が命じられたからです。9年目というのはヨベルの次の年のことで、その年の収穫があるまで3年間を貯蔵しておいた食料で食いつなぐわけです。ヨセフの時代には7年間の豊作と7年間の飢きんがありましたが(創41章)、供え主なる神は選ばれた民が苦しむことを望んでいるわけではありません。心をニュートラルにして贅沢をせず、必要なものだけにお金を使い残りを蓄えておくならば、次に主が用意された試練を乗り越えられるでしょう。それは毎日来る誘惑に駆られず、心が主に向いていて、かすかに聞こえる心に語りかける声を聴きわけることができる人たちの特権だと思います。ひょっとしたら今が6年目でもうすぐ安息年、ヨベルと続くのかもしれません。