みことばが近くに

ロマ10:8「では、どう言っていますか。「みことばはあなたの近くにある。あなたの口にあり、あなたの心にある。」これは私たちの宣べ伝えている信仰のことばのことです」
申命記30:14の言葉の引用です。申命記では「あなたの心にある」の後に「あなたはこれを行なうことができる」と続きます。パウロが述べ伝えている信仰のことばがこれです。パウロ自身のことばはどこにも見当たりません。ただ神のことばが心にあり、いつも近くにいて、どんなときでも口から出てくることが、信仰の結果だとパウロは考えているようです。神を信じることと聖書のことばは一つのことで、神のことばなくして救いはあり得ませんし、信じても神のことばが心に留まらなければどうやって信仰を維持し続けられるでしょうか?この世界が神のことばによって造られたように、イエス・キリストを信じる者たちもみことばによって造られ、養われているのです。聖書を読むときに、みことばに思いを寄せ想像することは大切な主との交わりのときだと思います。聖書のことばで教えられたことを祈ることは、主との会話をしていることになります。信仰によって神に聞き、神のことばをもって祈ることは理想的な主との交わりだと思います。どんな人でもみことばを読むなら、教えられることがあると信じています。