口にことばを授ける

申18:18「わたしは彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのようなひとりの預言者を起こそう。わたしは彼の口にわたしのことばを授けよう。彼は、わたしが命じることをみな、彼らに告げる」
現代でも預言者がいます。しかし、現代の預言者が語った内容が全世界を駆け巡り、すべての人に知れ渡ることはありません。神のことばは聖書となり、全世界で2700以上の原語に訳されています。もし、神のことばに力があり、誰にもその働きを止められないのなら、預言者のことばも同じような現象が起きると思います。それは神が人にどうしても知らせたいという神の信仰によるものです。預言者を否定することを話しているわけではありません。すべてのことは聖書に書かれていることを言いたいのです。神の声を聞くのに、誰かの口を使って聞く必要はありません。聖書が難しくても、我慢して読み続けるとき、ある日御言葉がひらけ、心に悟りと平安が与えられるときがあります。ギリシャ語で「レイマ」と呼ばれる、「生きた言葉」という意味の不思議な体験をクリスチャンはしているはずです。神の語られたことばはすでに人間に授けられました。今度は信じた者たちの口を通して神のことばを未信者に告げ知らせる番です。まだ神を知らない人たちに伝えるべきことは僅かです。聖書の基本、神の愛がしっかりと伝えられれば、クリスチャンひとりひとりが預言者になり得るのだと思います。