同じ相手との再婚

申24:4「彼女を出した最初の夫は、その女を再び自分の妻としてめとることはできない。彼女は汚されているからである。これは、主の前に忌みきらうべきことである。あなたの神、主が相続地としてあなたに与えようとしておられる地に、罪をもたらしてはならない」
再婚相手が以前の妻であってはならないという命令です。主の前に忌みきらうべきことである、とさえ書かれています。しかし、現代においては同じ相手と結婚、離婚を繰り返す人たちもいます。もし、離婚した相手と復縁を望むなら、最初から離婚などしなければいい、と考えてしまいますが、そう単純にいかないのが男女の関係です。それでも、もし離婚のチャンスは一度だけという法律がこの世にあるならば、多くの既婚者は真剣に相手との関係をうまく保とうとするでしょう。気に入らなければ、「性格の不一致」などという抽象的なことばで簡単に離婚できてしまう現代では、誰も婚姻生活を真剣に考えなくなってしまいます。一生の間に5回も6回も結婚する人もいます。また、そういう人を羨む人たちもいるのも事実でしょう。「だれでも、不貞のためでなくて、その妻を離別し、別の女を妻にする者は姦淫を犯すのです(マタ19:9)」…主の教えの根底にあることは、男女の関係が結婚という結びつきの中で、簡単に別れたり、ほかの女(男)に走らないように戒めていることではないでしょうか?