いのちを選びなさい

申30:19「私は、きょう、あなたがたに対して天と地とを、証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい」
人生は2択しか選択肢がないとするなら、多くの人は不満に思うでしょう。しかし、聖書には2つの選択肢しか書かれていません。いのちと死です。神に従う道がいのちにいたる道で、それ以外は死につながる道です。「そんなはずはない。もっと他にオプションがあるはずだ」…誰もが考えることです。自分もクリスチャンになる前はそう思っていました。もし、聖書が言うように神が天地を造られ、人にいのちを吹き込んだお方なら、ほかのオプションは当てになりません。もちろん、神とともに生きる以外のオプションを選んでもかまいません。人間には自由意志が与えられ、自分の欲にしたがって生きることも可能です。実際に神の存在を知らないまま死んでいく人も大勢います。しかし、聖書が事実を述べているのなら「人間には一度死ぬことと、死後にさばきを受けることが決まっている(ヘブ9:27)」ということも事実です。さばきは人が生きているあいだには行なわれないのです。旧約には神の怒りに触れ死んだ人の例も書かれていますが、その死んだ人も死後にさばきがあるのです。どんなに人の自由意志を尊重しようとも、死後さばかれ燃える火の中に投げ込まれたなら、神も悲しまれることでしょう。聖書の中にはほんのわずかですが、神から選択の意思が書かれています。この一節はそれに該当するものだと思います。