神は見ておられる

詩64:6「彼らは不正をたくらみ、「たくらんだ策略がうまくいった」と言っています。人の内側のものと心とは、深いものです」
人が何か悪いことをするときは、大概隠れてするものです。誰も見ていない、あるいは止める者や批判する者が周りにいなければ、人は自分の判断でやりたいようにするでしょう。人前で殺人をする者はいません。もし、人前でも平気で殺人をする者がいたならば、精神異常を疑われます。テレビのクライム・サスペンスのドラマでは警察やFBIが殺人事件を解決します。そのときに鍵になるのが「動機」です。事故でない限り、人が殺されるには必ず「動機」が絡んできます。その裁判で被告は自分の正当性を訴えます。しかし、自分の正義は他人の不都合なのです。国同士でも利害が錯そうして、争いが絶えません。自分の国が有利になるためなら、軍事介入もいとわないのです。ダビデはすべてを見られている主を恐れました。それはたった一人で羊飼いをしているときに培った神との交わり方かも知れません。ダビデは常に主に語りかけ、主とともに歩もうとしました。そして、さばきは主のものであることを理解し、決して自らさばきは行わなかったのです。