昼も夜も口ずさむ

ヨシュ1:8「この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである」
祭司は頭と手首に律法を結びつけており、日本の山伏の「兜巾(ときん)」と似ています。また山伏はほら貝を吹きますが、これもユダヤ人が吹く角笛とそっくりです。律法は「トーラー」と呼ばれ、虎の巻とは「トーラーの巻」で大切な教えが書かれた書物のことです。頭と手に律法をつけることは、申命記の中に書かれ、イエス様がもっとも大切な律法とされた「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くしてあなたの神主を愛しなさい(申6:5)」のすぐ後に書かれています(申6:8)。日ユ同祖論を語るつもりはありませんが、ヨシュアが主から最初に言われたことは、主の教えを守れば繁栄し栄えることができる、というものでした。律法の数は613だとされていますが、さすがに全部を覚えて口ずさむのは骨の折れることです。その中でイエス様は「主を愛する」ことと(マコ12:30)、「人を愛する(マコ12:31)」の2つを最重要とされました。613の律法を覚えることが難しくても、この2つならいつも口ずさむことができます。たった2つを覚えることは簡単ですが、すべての人を愛することは簡単ではありません。「すべて」が2つに絞られても主の命令は難しく、主の助けがなければ実行できないのです。もし、神も人も愛せるようになり、「しるされているすべてのことが守り行なわ」れたのなら、繁栄はあなたのものです。