メディア人を奮い立たせ

イザ13:19「こうして、王国の誉れ、カルデヤ人の誇らかな栄えであるバビロンは、神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる」
歴史の教科書をひも解くならば、北イスラエルを滅ぼしたのはアッシリアでありオリエントに大帝国を築いていました。大帝国のアッシリアでしたがBC612年に新バビロニアとメディアの連合軍により滅ぼされます。これにより、オリエントはリディア、バビロニア、メディア、エジプトの4王国時代へと突入していきます。イザヤは主はこの4王国の1つメディアを奮い立たせ、カルデヤ人のバビロニアを滅ぼすと預言しています(17)。メディアはペルシャ人により国の統治が変わり、歴史的にはアケメネス朝ペルシャアッシリアバビロニアを滅ぼしたことになっています。聖書にあるメディアということばもメディア人ではなく、ペルシャのことを指しているのだと思われます。大帝国ペルシャのもとにバビロン捕囚にあったユダヤ人たちは生きながらえ神殿の再建や(エズラ、ネヘミヤ記)、あるいはエステル、モルデカイのように王妃、大臣になった者もいました。すべてはまだ捕囚に遭っていないウジヤ王の時代にイザヤが預言したことから始まっています。そして聖書の預言はその言葉とおりになりました。