テイラー・プリズム

イザ31:8「アッシリヤは人間のものでない剣に倒れ、人間のものでない剣が彼らを食い尽くす。アッシリヤは剣の前から逃げ、若い男たちは苦役につく」
イザヤ37章と2列王記19章は同じ内容ののことがかかれ、その中に「主の使いが出て行ってアッシリヤの陣営で、十八万五千人を打ち殺した(2王19:35、イザ37:36)」とあります。まさしく、人間のものでない剣で18万5千人もの兵士が倒されたのです。イザヤが「人間のものでない剣」と預言したときに、誰が主ご自身が剣を振るい、アッシリアを倒すと想像できたでしょうか?その後アッシリア王セナケリブはニネベに帰った、と書かれています(2王19:36)。1830年にイギリス人ティラーがニネベで発掘した「ティラー・プリズム」と呼ばれる六角形の碑文には、アッシリア王セナケリブが書かれたとされる記録が残されています。そこにはセナケリブがエルサレムを包囲したことが書かれていますが、そこで文章が終わっています。18万5千もの兵士を失って退却したことは恥ずかしくて記録に残せなかったのかもしれません。これは今でも大英博物館に保存され、アッシリアがユダ国を攻撃した証拠とされ、聖書の記述と一致したことで聖書の正確さが証明されました。この碑文に主のみ使いの剣のことが書かれていれば、さらに興味深いものになったでしょう。