押し寄せる

イザ60:6「らくだの大群、ミデヤンとエファの若いらくだが、あなたのところに押し寄せる。これらシェバから来るものはみな、金と乳香を携えて来て、主の奇しいみわざを宣べ伝える」
エス様の誕生のときにも、東方から星を占う者たちがやってきて、黄金、乳香、没薬を持ってきたとあります(マタ2:1-11)。ミデヤン、エファの祖先はアブラハムのそばめケトラとなっており、ミデヤンはケトラの産んだ4番目の子であり、エファはミデヤンの長男です(1歴1:33)。金は神の荘厳さ、乳香は礼拝を意味しており、ともに主に対する畏れと忠誠を示しています。ここでは、没薬が欠けているので、埋葬のために来るのではないことがわかります。つまりイエス様の誕生したときとは別のときに、世界から祝福をもって多くの人がやってくるのです。また「あなたは捨てられ、憎まれ、通り過ぎる人もなかったが、わたしはあなたを永遠の誇り、代々の喜びの町に変える(15)」と書かれていることから、やはりイエス様を指していることも明らかです。イエス様が栄光に輝き、地上におられるときはいつでしょうか?「太陽がもうあなたの昼の光とはならず…主があなたの永遠の光となり(19)」という表現は黙示録のものと同じです(黙22:5)。イザヤの見たまぼろしが、800年後のヨハネと一致しており、主が確かにこの世を終わらせ新しい時代を築くことがはっきりと示されています。