火によるさばき

イザ66:16「実に、主は火をもってさばき、その剣ですべての肉なる者をさばく。主に刺し殺される者は多い」
最初の創造はみことばによってでした(創1:1)。神がことばを発する前に「神の霊は水の上を動いていた(創1:1)」とあります。ペテロは「地は神のことばによって水から出て、水によって成った(2ペテ3:5)」と語っており、最初は水からスタートしたことが分かります。そして天地は一度水によってノアの時代に滅ぼされています(創6-10章)。洪水後、神は今後「洪水が地を滅ぼすことがない」と言われ(創9:11)、水によるさばきが終わったことを告げられました。ペテロの手紙によると「今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ(2ペテ3:7)」とあり、次のさばきは「火」であることが書かれています。そしてイザヤの中にも「火をもってさばき」と書かれ、旧約と新約に共通の認識があることがわかります。エルサレムとともに喜ぶ者たちがいるのと同時に(10)、主に刺し殺される者も多いのです。さばきのときには大きく運命が分かれます。「わたしの造る新しい天と新しい地が、わたしの前にいつまでも続くように(22)」とあり、火によるさばきのあと新天地が創造されるようです。主といつまでもいることができるようになることが御心なのです。