教会を焼かれても

詩74:8「彼らは心の中で、「彼らを、ことごとく征服しよう」と言い、国中の神の集会所をみな、焼き払いました」
2014年春ごろのニュースでは中国当局が、キリスト教を弾圧していると報道されていました。報道によると中国の浙江省温州市と呼ばれるところで2000人を収容できる大きな会堂を建設途中で、突然当局から建築基準に違反しているとのクレームが入り、取り壊されたということです。それに反し、アメリカのバデュー大学の教授の試算では2030年には中国のクリスチャンの数が世界最大になるのだろうとしています。中国の報道官によれば、中国には宗教の自由を保障する憲法があるとし、宗教弾圧は政府の指示ではないことを強調しています。マルクスの唱えた共産主義は宗教を認めないことで有名ですが、現在ではロシアでも中国でも表向きには宗教を認める立場をとっています。たとえ国中の集会所を全部焼き払ったところで、物理的な建物は壊れても、人の心は崩すことはできません。いつまで迫害、弾圧は続くのだろうと悩む国々もありますが、それが原因で福音の伝わる速度が落ちたところはひとつもないのです。イエス様はパリサイ人に対し「もしこの人たちが黙れば、石が叫びます(ルカ19:40)」と言われ、どんなに神を賛美することを止めても無駄だと示されました。