性の乱れ

士19:2「ところが、そのそばめは彼をきらって、彼のところを去り、ユダのベツレヘムの自分の父の家に行き、そこに四か月の間いた」
「彼をきらって」という部分は英語訳NIVでは「she was unfaithful to him主人に不誠実なことをして」、キングジェームスでは「concubine played the whoreそばめは売春婦と遊んだ」となっています。原文では「zanah(ザナ)」という言葉が使われており、「売春婦」とか「浮気をする」という意味です。単にレビ人の主人を嫌ったのではなく、彼とは別の男(あるいは女)と寝て逃げた…というニュアンスになります。彼女はベツレヘムの出身だったのでそこに戻りました(1)。ベツレヘムエルサレムの近くで、エルサレムはベニヤミン族の相続地でしたが、エブス人を追い出すことができず共存していました(1:21)。途中のエブスの町を避けたのも、外国人に何をされるかわからなかったからです(12)。しかし、ギブアの町はエブスの町よりもっとたちが悪かったようです。町のよこしまな者たちの言った「男を知りたい(22)」は、ソドムのときに使われたヘブル語「yada'(ヤダ)」が使われており(創19:5)、火で滅ぼされる寸前の様子です。自分の目に正しいと見えるもので、神から最も離れているのは性の乱れなのではないでしょうか?