安息日に良いことを

詩92:1「主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは」
この詩の初めには「安息日のため」だと書かれています。そして「主に感謝しなさい」…ではなく、主に感謝する、それは「良いこと(原語towbトーブ)」だとあります。命令でも、律法でも提案でもなく、それは「良いこと」なのです。イエス様の時代安息日にいやしてもらうことさえ律法違反だとし、働く6日間に来てなおしてもらえ…と言った人がいます(ルカ13:14)。まさか神を礼拝することも労働だとは言わないと思いますが、ほとんどのユダヤ人たちは安息日に動かずゴロゴロしていたのです。確かに神は創造のわざを6日間で終えましたが、7日目に太陽を昇らすのをやめて、地球の自転を止めたわけではありません。イエス様は「天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださる(マタ5:45)」と言い、自らを「人の子は安息日の主」だと名乗りました(マタ12:8)。父なる神を安息日に感謝することが良いのなら、安息日にイエス様に感謝することも「良いこと」です。安息日に何もしないのではなく、良いことをすべきだと思います。