戒められる幸い

詩94:12「主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに、戒められ、あなたのみおしえを教えられる、その人は」
大人になったからと言って、その人の教育が終わったわけではありません。日本では20歳を成人だとしてお祝いをしますが、それは20歳にもなったら分別がつき、自分の判断で責任を持てるようになると国が判断したからです。どんなに難しい方程式を解けても、難解な物理を理解できても、教育が終わったと言える人は一人もいないでしょう。「主は、人の思い計ることがいかにむなしいかを、知っておられる(11)」とあるように、いかに高いポジションにあっても、人は愚かなことを考えてしまうものです。人は一生かけても神のことをすべて知ることはできないと思います。たとえ大人になっても、主から戒めを受け、悔い改めることができることは幸いなことです。もう、学校を卒業したから自分は誰からも教えてもらうことはない、とたかをくくるなら、その人には成長が期待できずそのままで終わってしまうでしょう。主にあって大人になることができる人は、みおしえを守る人だと思います。