一日中私の思い

詩119:97「どんなにか私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう。これが一日中、私の思いとなっています」
97節から8節ずつ「Mメム」「Nヌン」「Sサメフ」「アイン」のヘブル語の頭文字から始まっています。みおしえが律法のことだとすると、一つ一つを覚えるのは大変なことです。イエス様は613ある律法からたった2つに絞って説明してくださいました。「神を心から愛すること」と「隣人を自分のように愛すること」の2つです(マタ22:37-40)。しかも「律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです(マタ22:40)」とさえ言われています。この詩の作者はみおしえが「一日中、私の思い」だと告白しています。せっかくイエス様が2つまで絞り込んでくれたのですから、多少自分の意見が違っても、価値観が合わなくても、人を受け入れることをしてみてはいかがでしょうか?世の中のすべての人を愛することは不可能かもしれませんが、イエス様のために我慢できるという場合もあります。本当は許せない…と思っていても、「イエス様のために許そう」と心に決めるとき、「人を愛しなさい」というみおしえがその人の心を支配し、神を愛することにもつながります。それでも世の中には自分と合わない人はいるものです。それも神のご計画だと信じるなら、みこころのままに…と思えるのではないでしょうか?