私の助けは

詩121:2「私の助けは、天地を造られた主から来る」
天地は英語で「the heaven and the earth」となっており、ヘブル語では「shamaylm(シャマリム)」と「'erets(エレッツ)」という単語で、これは聖書の一番最初のことば「初めに、神が天と地を創造した(創1:1)」に出てくる天と地です。余談ですが、英語聖書の多くの訳NIV、NASB、ESVなどでは創世記の天を複数形の「heavens」と訳されています。ここでは宇宙を含めてすべての創造主という意味だと思います。たった1行の短い文章ではありますが、天地が全宇宙を指すとなると見過ごすことのできない大きな意味を持ってきます。どんなに頼ろうとしても、人には解決できない問題は山のようにあります。金銭的なことなら、あるいは解決の糸口は見つかるかもしれません。人の心の悩みや、不治の病などは誰にも頼れるものではありません。しかし、全宇宙の仕組みを造った神ならば、問題を解決できるはずです。造っただけで後のメンテナンスもケアもしないなら、何のために造ったのかわからなくなってしまいます。全能なる神が無責任なお方だとは思えません。神は眠ることなく(4)、24時間ひとりひとりを見守っておられます。人間側のほうが神に目を向けられるかが解決の糸口なのではないでしょうか。