メガとミクロ

マタ18:10「あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。まことに、あなたがたに告げます。彼らの天の御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです」
弟子たちは天の御国にいったら自分たちのポジションはどうなるのだろう、と気にしました。「偉い」はギリシャ語で「megas(メガス)」で「小さい」は「mikros(ミクロス)」で、メガ(100万)とミクロ(100万分の1)を比較していますイエス様は自分を低くする者(ミクロス)こそ偉いのだ、と言います(4)。誰も人をあごでこき使いたいとは思っても、進んで人に仕えたいとは思わないものです。さらにイエス様は、小さい者をないがしろにして、見下したり、つまずかせないように気をつけなさいと言われました。そして御使いは、天の父の御顔をいつも見ている、というちょっと不思議な表現が続きます。パウロによれば「御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされた(ヘブ1:14)」とあり、仕える霊である御使いは天の神の前にいます。つまずき、見下しなどは天の父が顔をそむける行為です。御顔がちゃんと見れるのはクリスチャンが注意して、そのようなことがなかった証しとなります。「気をつけなさい」は「御顔をいつも見ている」にかかる重要な警告だと思います。