甦られた

マタ28:13「こう言った。「『夜、私たちが眠っている間に、弟子たちがやって来て、イエスを盗んで行った』と言うのだ」
有名人が死ぬと、埋葬され大きな墓があとに残ります。人々は墓を眺めながら、その人の功績を思い出し「いい人だった」と過去形で語り合います。世界には釈迦の「歯」や「骨」の一部だとされるものが残されており、信仰の対象になっています。これらのことは人が死んだことを示すものであり、死んだ者を思い出すことには役に立っても、それ以上のものではありません。人がたとえ甦ったとしても、それは一時的なもので永遠生きていくことは不可能です。アフリカのタンザニアではガジマ師により、多くの人が死から甦えることができました。それはキリストのわざであり、すばらしい奇跡だと思います。しかし、甦った人が永遠に生きるわけではありません。祭司長たちも「イエスは生き返ったとしても、あと数十年もすれば命が尽きて死んでしまうだろう」と考えたはずです。もしイエス様がそこらへんを歩き回らない限り、うわさを打ち消して、ふたをすれば数ヶ月でイエス様のことなど忘れ去られてしまうでしょう。しかし、イエス様は死を着ないからだで甦られ、それは私たちへの道しるべとなったのです。