苦よもぎ考察

エレ23:15「それゆえ、万軍の主は、預言者たちについて、こう仰せられる。「見よ。わたしは彼らに、苦よもぎを食べさせ、毒の水を飲ませる。汚れがエルサレム預言者たちから出て、この全土に広がったからだ」
よもぎの記述は黙示録が有名ですが(黙8:11)、この英語訳は「wormwood」で「worm」はみみずなどの這う虫を指しますが、大きな意味ではヘビなどを含む這う動物までを指します。もともとは楽園から追放されたヘビが這った跡からこの植物が生えてきたという伝説に由来しています(ウィキペディア出)。苦味が強く、防虫剤としても使われ、食べるのには適していません。エレミヤでは苦よもぎと毒水の組み合わせが2回出てきており(9:15)、黙示録の水が苦くなる様子と似ています。2011年の東日本大震災以降、発電所の核がむき出しになり、その燃料棒を冷やすための水が毎日300トン以上の水が使われ、燃料棒に触れた水は汚染され生活利用水にはもう使えなくなります。1986年のチェルノブイリ原発事故では、蒸発した水が近隣国に雨として降り注ぎ、放射能雨が人に悪影響を及ぼすという話がありましたが、日本の原発事故はもっとひどい状況です。2015年3月には汚染水が海に流され、海の生態系に影響があるという報告もあります。苦よもぎを「核」だと大きく意味づけをするなら、主の言われた水が苦くなるとは汚染された水のことではないでしょうか?