エレミヤは真の預言者

エレ46:13「バビロンの王ネブカデレザルが来て、エジプトの国を打つことについて、主が預言者エレミヤに語られたみことば」
エレミヤはヨハナンらと共にエジプトに来ています(43:6-7)。エレミヤに与えられた主のことばは待ったなしのものです。今まさにネブカデレザルが来て、エジプトを打とうとしています。ここでエジプトがバビロニアを打ち破り勝利するというシナリオもあったでしょうが、主のことばはエジプトにはうれしくないものでした。ひょっとしたらユダヤ人たちがエジプトに逃れてきたことで、エジプトの崩壊は早まったのかもしれません。エジプトは砂漠の国でらくだ、馬に精通した民族でした。エジプトの騎馬や戦車は近隣の国々には脅威でしたが、バビロンの軍隊はそれを上回る機動力とパワーがあったようです(9)。70年後の預言となれば、本当に起きるかどうかを疑いがちですが、今回のエレミヤの預言はすぐに結果が出ます。そしてその預言の通りなら、ユダヤ人は殺され、ある者はバビロニアに捕囚として連行されることになります。エレミヤをうそつき呼ばわりしていた者たちは重い足かせをされたとき、エレミヤがまことの神の預言者だったことを知ることになるのです。