バビロンのぶどう酒

エレ51:7「バビロンは主の御手にある金の杯。すべての国々はこれに酔い、国々はそのぶどう酒を飲んで、酔いしれた」
黙示録にやはりバビロンがぶどう酒を他の国々に飲ませたという記述があります(黙14;8)。黙示録ではバビロンは「megas(メガス)…英語ではgreat」という冠詞がつけられ、以前のバビロンよりさらに強大な力を持っていることがわかります。以前のバビロンとはネブカデネザル王の支配したエレミヤの時代のバビロンのことです。イザヤに書かれているように、バビロンはサタンの支配を受けた国で(イザ14章)、終わりの時代にもう1度バビロンのように強大で世界規模に影響を与えるサタンにコントロールされた国が現れるはずです。そして、その国は「激しい御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませ」ることになるのです(黙14:8)。エレミヤ時代のバビロンは予兆にしか過ぎません。後の大バビロンはすべての国と関係を持ち、「大淫婦」というタイトルが与えられ、7つの頭と10本の角を持っています(黙17:1-3)。大バビロンに惑わされず、最期まで信仰を持ち続けた者たちは、捕らわれの身から開放され主とともに生きるようになるのです。