主に争いをしかけた

エレ50:24「バビロンよ。わたしがおまえにわなをかけ、おまえは捕らえられた。おまえはそれを知らなかった。おまえは見つけられてつかまえられた。おまえが主に争いをしかけたからだ」
バビロンが滅ぼされたのは「主に争いをしかけたからだ」、と書かれています。具体的にはどういうことかはわかりませんが、主に対する罪、つまり偶像崇拝、盗み、殺人、偽証、姦淫ならユダもどこの国も同じように起きることです。それらの罪よりも重い罪をバビロンは犯したようです。滅ぼされたもう1つの理由として「イスラエルの聖なる方に向かって高ぶった(29)」と書かれています。イザヤ書にバビロン王に対しあざけりの歌が残されています(イザ14章)。その中では有名な「明けの明星(イザ14:12)」のフレーズがあり、サタンがどのようにして堕落したかが書かれている部分があります。バビロンの王はサタンの性格を帯びたため、主に争いをしかけたと言われたようです。すなわち、サタンの性格「密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう(イザ14:14) 」がそのままバビロン王の性格となり、侵してはならない神の領域に足を踏み入れてしまいました。そして、サタンは悔い改めません。バビロン王に少しでも悔い改める要素があれば、バビロンのさばきも思いとどめられたかもしれません。思い上がり、悔い改めないことは神に争いをしかけていることになるのです。