エゼ7:3「今、あなたに終わりが来た。わたしの怒りをあなたのうちに送り、あなたの行ないにしたがって、あなたをさばき、あなたのすべての忌みきらうべきわざに報いをする」
終わりはヘブル語で「qets(ケイツ)」が使われており、ここでは「haq-qes」と変化し聖書の中5回使用中エゼキエルに3回使われているちょっと特別なことばです。ここでは「行いにしたがってあなたをさばき」とあります。新約では信仰が重要とされていますが、ヤコブのように信仰を行いで見せることもクリスチャンには必要です(ヤコ2:24)。旧約では律法が厳密に守られることで、主への信仰と忠誠心を示していました。しかし、律法を完全に守ろうとしても罪が浮かび上がってくるだけで(ロマ3:20)、イエス様が来られるまで律法を全うした人はいませんでした。主は今は黙って罪を見過ごしておられますが、決して罪を赦したわけではありません。人はいつかは死に、神の前に申し開きのために立たなければならな いのです(ヘブ9:27)。いま、主はユダヤ人にさばきを下そうとしていますが、それは生き残った人たちへのメッセージです。主が忌み嫌っていることを続けるなら、どんなに主の前で仕えるふりをしても無駄です。行いに信仰が伴い、信仰に行ないが伴うことを主が望んでおられるからです。
