これは福音なのか

エゼ33:19「悪者でも、自分の悪から遠ざかり、公義と正義とを行なうなら、そのために彼は生きる」
これは福音ではないでしょうか?罪を犯したなら死ぬだけしか償う方法がないとしたら、人類すべてがアウトです。確かに人は必ず死にます(ヘブ9:27)。神が「生きる」と言われた場合、主の前に生きる、あるいは存在することができるという意味になります。神の前にいられないことはそのまま「死」を意味します。人には最長で120年の時間が与えられていますが(創6:3)、その中で悔い改め、主の教えに従い正しく生きるなら生きることができます。たとえ罪があっても、すべての生きる機会が奪われたわけではありません。主の哀れみによって、生きるチャンスが与えられるのです。聖書の中には罪のために人類をすべて滅ぼすようには書かれていません。確かにノアの時代に一度世界をリセットしたことはありま すが、主はもう水で地を滅ぼすことはないと言われました(創9:11)。それも人が神のもとに帰るための主の最大限の譲歩だと思います。本来、汚れた人を助ける必要はなく滅ぼしたとしても文句は言えません。神から提示された福音を信じ、受け入れるかどうかは人間側にかかっているのです。