御名を呼び求めても

2歴7:14「わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう」
とにもかくにも、主の御名を呼び求めることが大事なのでしょう。雨を降らせなかったり、いなごを送ったり、疫病が起こったときは、主からのメッセージかもしれません(13)。しかし、ここに書かれているのはただ呼び求めるだけでは十分ではないようです。「主よ」と呼び求めて、災いが通り過ぎるなら、あとは知らん顔…というのは、あまりにも残念な人間の態度だと思います。「へりくだり」「祈りのささげ」「顔を慕い求め」「悪い道から立ち返る」なら…と御名を呼び求めた後も、4つの条件が出されています。祈りをささげることは大切ですが、主が言われているのは、それは条件の1つに過ぎないのです。祈ってもへりくだっていなければ、主は受け入れてくれないでしょう。御顔を慕い求 めても、悪い道から立ち返らなければ片手落ちです。主の前で偽ることはできません。どんなにうまく騙せたと思っていても、主は常に心の中を見られています。「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく(マタ7:21)」とあるように、口だけで「神様」をたくさん唱えてもだめです。