幸いなのは

ルカ11:28「しかし、イエスは言われた。「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです」」
これは一人の群衆の中にいた女が叫んだことばに応えたものです。女は「あなたを産んだ腹、あなたが吸った乳房は幸いです(27)」と言いました。ひとりの偉業を成した人が現れると、その家族にも注目が集まり、特に両親などは祝福される場合が多いでしょう。イエス様のことばがあまりにも素晴らしかったので、ある女は「こんな子を産んだ母は幸せに違いない」と声をかけたのだと思います。しかし、イエス様は人の出身や育ちにかかわらず、人が幸福でいられるのは、神のことばに従うことだと言われました。神のことばに従うことは時にして難しい場面もあります。日本人のクリスチャンは、風習や慣習にしばられている人たちの前で、自分はほかの神や偶像を拝めないことを示さなければなりません。その結果として、人間関係がギクシャクすることもあるでしょう。それで もイエス様が神のことばを守る人が幸いだと言われたのであれば、それが真実なのです。それはこの地上で必ず報われるものではないかもしれません。幸いかどうかの結果は主の前に立ったときに、主ご自身が教えてくれます。