厳選されたリーダーたち

ネヘ12:1「シェアルティエルの子ゼルバベル、およびヨシュアといっしょに上って来た祭司とレビ人は次のとおりである。セラヤ、エレミヤ、エズラ
エレミヤとエズラの名前が列記されていますが、エレミヤはヨシア王からイスラエル最後の王ゼデキヤ王に仕えた預言者です(2歴36章)。もしこのエレミヤがエレミヤ書や列王記、歴代誌に登場する預言者エレミヤなら軽く100歳を超えていることになります。ただ、12節にあるようにエレミヤ族のハナヌヤと書かれ、エレミヤの子孫が神殿の再建に関わっていることがわかります。ハナヌヤはエルサレムの統治を任された人で、ネヘミヤは「ハナヌヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていた(ネヘ7:2)」と彼を重用しました。そのハナヌヤがエレミヤ族の出身でエズラとともにレビ族祭司に数えられていることは興味深いことです。エズラの時代に活躍したエホツァダクの子ヨシュア(エズ3:2)の子エホヤキンが次に立ち、ネヘミヤを総督とした、律法エズラ、祭司ゼルバベルおよびエホヤキンの4人体制で再建に従事していました(26)。とくにレビ族からは多くの人が割り当てられ、主が選んだ祭司たちは捕囚70年の間も主をおそれ、子供たちに礼拝の仕方を伝えていたのです。