イエス様を殺したのはユダヤ人

2テサ2:15「ユダヤ人は、主であられるイエスをも、預言者たちをも殺し、また私たちをも追い出し、神に喜ばれず、すべての人の敵となっています」
パウロはガラテヤの人にはいかに自分が徹底したユダヤ人かを述べ(ガラ1:13)、ピリピの手紙の中にはきっすいのヘブル人とまで語っており(ピリ3:5)、良くも悪くも自分の出身がユダヤ人だと力説しています。2004年のメル・ギブソン監督の「パッション」の映画は多くのユダヤ人団体からのクレームがあり、一時は上映中止になりかけた事実があります。しかしテサロニケの手紙ではユダヤ人がイエス様を殺したと書かれ、ユダヤパウロが客観的に見てもイエス様の十字架にはユダヤ人のねたみ、嫉妬が絡んでいたのは間違いなさそうです。そもそも、テサロニケでの伝道の始まりからユダヤ人の妨害に会い簡単ではありませんでした(使17:5)。ユダヤ人が「御怒りは彼らの上に臨んで窮みに達しました(16)」と書かれていても、最期には主に引き上げられ12支族と12弟子の24人の長老が主のみ前に座るのです(黙4:10)。