重い石とする

ゼカ12:3「その日、わたしはエルサレムを、すべての国々の民にとって重い石とする。すべてそれをかつぐ者は、ひどく傷を受ける。地のすべての国々は、それに向かって集まって来よう」
何がイスラエルに起きるのでしょうか?2015年には「イスラム国」と名乗る過激派がパリを襲撃したりして、全世界の目はイスラム教あるいはアラブ人に注がれています。大国と呼ばれるアメリカ、イギリス、フランスなどがイスラム国へ宣戦布告をしておりイスラエルは目立たなくなっています。さらにロシアまでが対イスラム国への攻撃を始めるなど、世界の関心はイスラム一辺倒です。しかし、聖書では終わりの時代にはイスラエルが中心となり、最も気をつけるべきはメギドの丘に世界中の軍が集結したときだと書かれています(黙16:16)。このゼカリヤのことばを合わせて考えるなら、すべての国がイスラエルに敵対するわけではなく、いくつかの国はイスラエルをかつごう(助けよう)とするのです 。しかし、イスラエルは他の国にとっては重い石となり、助けようとする国はひどく傷を受けるようになります。ユダヤ人が偏見や差別の中で生きてきたことは周知のことですが、終わりのときにさらに彼らに対する何かしらの思いや考えがメギドの丘に軍隊を集結するようになるようです。