霊に注意せよ

マラ2:16「「わたしは、離婚を憎む」とイスラエルの神、主は仰せられる。「わたしは、暴力でその着物をおおう」と万軍の主は仰せられる。あなたがたは、あなたがたの霊に注意せよ。裏切ってはならない」
英語訳NIVでは「霊に注意せよ」という部分の訳があいまいですが、NASBでは「take heed to your sprit」とはっきりと「霊に注意せよ」となっています。「注意せよ」はヘブル語「shamar(シャメール)」で霊は「ruwach(ルワーク)」です。離婚の話なのに霊を見張っていなければならない、というのも不思議な話ですが、子孫を残し神の民を存続させるには霊的な力が必要とも取れます。裏切られた妻は離婚を引きずって生きていかなければなりません。日本の幕末に政府軍についたのは、関ケ原の戦いで東軍で石田三成側についた藩でした。結局250年経とうが昔の遺恨というものは消えず、代々引きずって生きていくのです。人とはそういうもので、そうしたのは神です。もし、若い妻がいるのに彼女を裏切ってしまうなら、彼女はどうなってしまうでしょうか?たった一人の考えで他人を巻き込むことは大きな罪につ ながります。それゆえ、神は霊に注意せよ、と言われたのです。別訳では「霊を見張っていよ」とも訳せます。霊が健全ならその人の心も健全なのです。