イシュマエルの子孫

創17:20「イシュマエルについては、あなたの言うことを聞き入れた。確かに、わたしは彼を祝福し、彼の子孫をふやし、非常に多く増し加えよう。彼は十二人の族長たちを生む。わたしは彼を大いなる国民としよう」
イシュマエルの12の族長とはネバヨテ、ケダル、アデベエル、ミブサム、ミシュマ、ドマ、マサ、ハダデ、テマ、エトル、ナフィシュ、ケデマとあり、ここから多くのアラブ人たちが生まれてきます(25:13-15)。イスラム教の人たちはほとんどアラブ人で、総人口は18億を超えると言われています。ちなみにキリスト教は約22億です。イスラム教はシーア派スンニ派に分かれており、スンニ派はどの部族からでも指導者になれるのに対し、シーア派は純血主義を主張しています。とは言うもののシーア派の正当血筋はすでになくなっており、世の終わりに救世主を待って彼を指導者とする信仰が主流です。イランのホメイニという人は1980年代にシーア派を率いる救世主かのように言われましたが、彼はすでに故人となっています。シーア派は少数派でイランはほとんどシーア派です。他にアゼルバイジャン、バ ーレーン、イエメンなどにシーア派が多くいます。過激派と呼ばれるテロ組織はスンニ派シーア派問わずにあり、イシュマエルの子孫はイサクの子孫の大きな壁となっています。