その眠りから起きない

ヨブ14:12「人は伏して起き上がらず、天がなくなるまで目ざめず、また、その眠りから起きない」
旧約では2回死んだ人が生き返る記述があります。1つはエリヤがやもめの世話になったとき、その子供が死んだのを生き返らせた時です(1王17:17-24)。もう1つはエリシャが不妊の女に子が授かると伝えた後、その子が死にエリシャが生き返らせた話です(2王4:11-37)。またダビデはベテシェバの最初の子が死にそうになったとき神に願い求め、断食をして、引きこもり、一晩中、地に伏していた(2サム12:16)、とありますが、子が死んだことを聞くと起き上がり食事をし、普通の生活に戻りました。一度死んだなら取り返しがつかないことをダビデは理解していたからです。もちろん死から生き返るのは神の業ですが、自らの力で死を打ち破ることができたのはイエス様だけです。自分が死んでよみがえることを宣言されたのもイエス様ですし、そのことば通りに復活されたのもイエス様だけです。死は人の肉体を終わらせますが、たましいと霊はそのまま存在し続けます。肉体を離れた霊が神のもとに帰るのか、離れてしまうのかは生きているときの信仰にかかっています。