創造者の意見

ヨブ38:17「死の門があなたに現われたことがあるのか。あなたは死の陰の門を見たことがあるのか」
「死の陰」はヘブル語で「tsalmaveth(ツァルマベス)」となり、「死」の「maveth(マベス)」とは違う単語が使われています。「死の門」と「死の陰の門」の違いはわかりませんが、どうやら死に関して2つの門を通過しなければならないことがわかります。神はあらしの中からヨブに語り掛けます(1)。これはエリヤのときとは違っています(1王19:12)。地球ができたとき(4)、海の果て(8)、海の源(16)、など神の創造のヒントが神のことばからうかがい知れます。確かに人は現在に至るまで宇宙の果てを知りません。それどころか地球の中心にさえたどり着けていません。月や火星に関心を寄せるのも悪くはありませんが、地球をもっと深く調べることも神の創造を知る上で必要なことだと思います。さらに死後のことに なると、なおさらです。ヨブが生まれるはるか昔から主は働かれ、世界を創造してきました。いま、主を前にヨブが「私は義である」とはもう言えません。ヨブの義だと思っていたものは、すべて主の造られた創造物の中での話です。被創造物が「義」を訴えるにはあまりにも小さい存在なのです。