頭には神の聖別があ

民6:7「父、母、兄弟、姉妹が死んだ場合でも、彼らのため身を汚してはならない。その頭には神の聖別があるからである」
ナジル人がいったいどのような理由でなるのかはわかりませんが、「男または女が主のものとして身を聖別するため特別な誓いをして(2)」とあるように、ナジル人の条件の一つは「聖別」であり、もう一つは「特別な誓い」と書かれています。そしてナジル人となったら、禁じられるものが大きく2つに分かれています。1つは酒を断つということです(3)。ぶどう酒のみならず、ぶどうの実も皮も種も禁じられています(3)。さらにもう1つは頭の髪の毛を切らないということです(5)。「かみそり」はヘブル語で「taar(タア)」で、髪の毛を切るあるいは頭にかみそりを当てることも禁じられています。士師記のサムソン(士13:2-14)やバプテスマのヨハネ(ルカ1:15)はナジル人として生まれました。かれらの両親は生まれる前から天使によってナジル人の使命を受け、誕生するこどもの髪の毛を切るようなことはしませんでした。頭は神にとって特別な場所で、神の聖所がそこのあると書かれています。髪の毛を切ったり、剃ったりすることは神の領域を犯すことになります。誓願が成就するまで聖なる場所は触っていはいけないのです。