モーセの後継者

民27:18「主はモーセに仰せられた。「あなたは神の霊の宿っている人、ヌンの子ヨシュアを取り、あなたの手を彼の上に置け」」
モーセの後継者が具体的に主によって語られました。ヨシュアは若い時からモーセの侍従として仕えていました(11:28)。ヨシュアが最初に聖書に登場したのはイスラエルがレフィディムという場所でアマレク人と戦ったときでした(出17:9)。ヨシュアは戦う軍人でもあったようです。またモーセが会見の幕屋で主と語っていたときも、幕屋から離れずいたのもヨシュアです(出33:11)。そして、一躍ヨシュアの名前を有名にしたのは、約束の地への偵察の任務のときでしょう(14章)。その信仰のゆえにヨシュアとカレブだけは約束の地に入ることが許されました(26:65)。ヨシュアの元の名前は「ホセア」で、「神の救い」という意味です。モーセがホセアを「神は救い」というヨシュアに改めました(13:16)。 旧約でも何人かのホセアやヨシュアの名前が登場し、当時ではありふれた名前だったことがわかります。ヨシュアギリシャ語の「イエス」と同じ意味で、イエス様の名前も当時ではありふれた名前だったようで、強盗バラバの名前もイエスでした(マタ27:17)。