第2回目人口調査

民26:64「しかし、このうちには、モーセと祭司アロンがシナイの荒野でイスラエル人を登録したときに登録された者は、ひとりもいなかった」
第2回目の人口調査は荒野で40年も経過したときでした。アロンにはすでに死の宣告がなされ(20:25-26)、そしてその言葉とおりに亡くなります。それが出エジプトから40年目の5月だったとあります(3:38)。モーセもアロンも約束の地には入れませんでした。40年前に出エジプトを経験した20歳以上の者たちも同様に約束の地には入れませんでした。それはカナンの地を偵察に行ったときの40日間、彼らは不信仰により自分たちは巨人たちと戦って負けてしまう…と不満を言ったからです(13:33)。主は1日を1年と換算し、40年間荒野をさまようようにされ(14:34)、イスラエルの第1世代はその40年で死に絶えてしまいました。今回の人口調査はこれからカナンの地に入っていける、不満を言わなかった第2世代の子供たちです。40年も経てば、どんな子供も大きくなり、ある者は中年に差し掛かっていたでしょう。しかし、いつの時代にも不平を言うものは減らず、結局約束の地でも徐々に結束力が薄れ、「さばきつかさ」 のようなリーダーが立ち、その後「王」を求めるようになりました