夫と父の責任

民30:16「以上は主がモーセに命じられたおきてであって、夫とその妻、父と父の家にいるまだ婚約していないその娘との間に関するものである」
結 婚したら夫が妻の責任を持つようになります(13)。もし、未婚で婚約前であるなら娘の父親に決定権があります(4)。誓願やもの断ちが娘からの言い出し たものなら娘に全責任が及びます。もし、それが途中で断念したり、失敗に終わったなら彼女は主から責められ、罪に問われることになるはずです。しかし、そ の断念した判断が彼女からのものでなく、夫や父からのものならば主は罪を問わないと言われています(5.8)。それほど誓願やもの断ちは中途半端な覚悟で はできず、主の前にへりくだり、強い意志で行わなければなりません。また、夫や父も娘が半端な覚悟で決意を固めていることを、見抜く必要があります。これ はお互いのためのルールです。娘も夫や父も、誓願の内容を吟味し、正しい判断 のもとで行われているかを知る必要があります。誓願がうまくいくかは誰にもわからないことですが、誓願をすることで夫や父にも責任の一端があります。一度 口にしたことを破棄することは主の最も嫌われることです。注意深く、遊び半分で誓願を誓わないことです。