神に対する恐れがない

詩36:1「罪は悪者の心の中に語りかける。彼の目の前には、神に対する恐れがない」
日本にいるならクリスチャン人口が少ないため、ダビデの言う神を恐れない悪者の表現は理解できます。しかし、世界には人口の半分以上がクリスチャンというのも珍しくない国が多くあります。そういう世界ではクリスチャン同士であっても、意見の違いや争いなどが起こり得ます。訴訟大国のアメリカでは教会同士が訴えあうケースもあり、互いに愛し合い、赦し合う関係を築く難しさが浮き彫りになっています。クリスチャンといえども、神から離れてしまうなら、サタンの誘惑に負けてしまうこともあり得ます。その根本になる考えが神に対する恐れがあるかどうかというものです。神を認めず恐れを失うとき、サタンはまさにそのチャンスを巧みに利用しようとします。アダムとエバも神がエデンの園を 訪れる前にサタンである蛇と会話しています(創3:8)。それは主が人に与えたプライベートな時間だったのかも知れません。神と離れているときをサタンは見逃しません。罪は神と離れている状態をいいます。それでも神は人の罪を取り去る方法を用意し、キリストに対する信仰によってそれが成就するのです。