どうやって生命が生まれるのか

マコ4:27「夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません」
人は種をまき、水や肥料をやりあたかも自分が育てたように錯覚していますが、実際にどうやって生命が生まれ、なぜ成長するかを知りません。またいつ生まれいつ死ぬことさえもわからないのです。現代ではDNAやホルモン、その他の成長に関する物質が発見されていますが、なぜ生まれなぜ死んでいくかを答えられる人はいません。しかし、イエス様は「神の国」はそのように人が寝て、起きることを繰り返すうちに苗、穂、実と順番に成長するするものだと言われます(26)。どんなに神の国を実現させようと努力したところで、人の力によってそれはならないのです。イエス様が天に昇られるとき「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか(使1:6) 」と言った弟子がいましたが、イスラエルの国が再建国されるのは彼の言葉から1900年もたってからでした。ただ刈り取るときにしっかりと目を覚まし(ルカ12:38)、働き手となれるように注意していなければなりません(マタ9:37)。人が「この日だ」と考える日ではなく、神が定めたときに刈り取りの日が来るからです(マタ24:36)。