悟るところがなく

マコ6:52「というのは、彼らはまだパンのことから悟るところがなく、その心は堅く閉じていたからである」
5000人の給食のあとすぐに、弟子たちはイエス様の指示に従って舟で向こう岸のベツサイダに向かうことになりました(44)。それは夕方になる前の出来事で、夕方には舟は湖の真ん中にあったとあります(47)。どれだけ強い向かい風かはわかりませんが、夜中の3時になるまで弟子たちは漕ぎあぐねていました(48)。なぜイエス様がその隣を過ぎ超そうとされていたかはわかりませんが、弟子たちは水の上のイエス様を見て「叫び声をあげた(49)」とあります。これらの一連の出来事は弟子たちがパンのことから悟っていなかった、と聖書は説明しています。パンと魚を給仕していた弟子たちが、パンは5つで魚は2匹だったことを一番知っていたはずです。それともイエス様は病気を治すだけの人だと思っていたのでしょうか?現実離れした超自然的なことが起きるなら、疑い怪 しむのが世の常です。それでも弟子たちはたった5つのパンと2匹の魚が5000人すべての人に行き渡ったことをもっとしっかりと心に留めておくべきでした。イエス様は全知全能の神なのです。