イザヤの仕えた4人の王

イザ1:1「アモツの子イザヤの幻。これは彼が、ユダとエルサレムについて、ユダの王ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に見たものである」
4世代の王の時代にイザヤは活躍しました。ウジヤの父アマツヤは主から離れてしまったため、民衆に殺されてしまいます(2歴25:27)。しかしアマツヤはもともと悪い王だったわけでなく、主に従う王でした(2歴26:4)。それに習ったウジヤは主が繁栄させ広大な領地が与えられましたが(2歴26:5)、神殿に入り香をたくという失敗をして、主から離れてしまいます(2歴26:19)。その子ヨタムも主の目にかなうことをし、アモン人との戦いに勝ち勢力を伸ばしました(2歴27:5)。しかし、3人目のアハズは主の目にかなうことをせず異教の神を拝むのです(2 王16:13)。そして16代王ヨシヤ王と並び称されるヒゼキヤがイザヤの仕えた最後の王でした。最もヒゼキヤとイザヤの関係を物語るのが、アッシリアからの攻撃の際の預言です。イザヤはアッシリアは決してエルサレムに入ってこないと預言し、ユダ国はヒゼキヤの時代には滅びませんでした(2王19:20-34)。それでもイザヤは一貫してユダ国は主に裁かれることを預言し続けました。