イザ25:8「永久に死を滅ぼされる。神である主はすべての顔から涙をぬぐい、ご自分の民へのそしりを全地の上から除かれる。主が語られたのだ」
「滅ぼされる」のヘブル語は「bahalah(バラア)」が使われており、もともとの意味は「飲み込む」という意味です。「死」すなわち「maveth(マベス)」を飲み込んだらもう吐き出すことはなく、死は永遠に外に出ることができなくなります。この25章は明らかに救世主、つまりイエス様のことを語っています。イエス様は十字架にかかり、死に打ち勝ち、もはや死がイエス様を支配することはありません(ロマ6:9)。たった一人の人の罪により、全人類は呪われたものになりましたが、たった一人の人の従順によって、命はもたらされました(1コ リ15:21)。それは神の創世記からのご計画であり、罪はやがて聖められるという主の信仰によるものです。黙示録にも「涙」をぬぐう表記があり、「もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない(黙21:4)」と続き、主が涙をぬぐうときは、すべてのいやしの時だということが分かります。地上にいるときに報われないとしても、神のもとに行けるなら、そのこと自体が福音であり、神と永遠に過ごせるのは何ものにも代えられない幸福ではないでしょうか。
