世界の住民は義を学んだ

イザ26:9「私のたましいは、夜あなたを慕います。まことに、私の内なる霊はあなたを切に求めます。あなたのさばきが地に行なわれるとき、世界の住民は義を学んだからです」
「悪者はあわれみを示されても、義を学びません(10)」と次の説に書かれ、同じさばきが地にあっても学べる人とそうでない人に分かれるようです。すべての人が博愛になり、隣人とも仲良くできれば良いのですが、世界の国境はなくならず、領土問題はいつの時代にも戦争の火種になっています。終わりの時代にイエス様が治める千年王国には国境などなくなっているのでしょうか?黙示録によれば、千年の終わりにサタンは牢から解き放たれ、四方にある諸国のゴグ・マゴグを惑わす…とあります(黙21:7-8)。最後の戦いのために、千年王国以外にも国は存在していることがわかります。もし、イザヤの預言が終わりの時代のことを語っているのなら、この国(千年王国)の国民は増し加えられ、国境も広げられること になります(15)。さらに千年王国には復活した死者が国民に加えられます(黙20:6)。これも「あなたの死人は生き返り(19)」というこの章の表現と合致しています。ここで気を付けるべきは「あなた」すなわち主のために死んだ人だけが復活できることだと思います。