申命記18章 肩と両方の頬と胃

申18:3「祭司たちが民から、牛でも羊でも、いけにえをささげる者から、受けるべきものは次のとおりである。その人は、肩と両方の頬と胃とを祭司に与える」
日本では牛の各部位に名前を付けて食しています。肩は肩ロースがおいしい部分です。牛には胃が4つあり、それぞれミノ、ハチノス、センマイ、ギアラと呼ばれ、ホルモンの定番になっています。頬肉に関してはちょっと珍しいですが、「ヅラミ」と呼ばれ、タンのような触感で煮込みなどで料理され、知る人ぞ知る珍味です。なぜ頬肉なのかはわかりませんが、祭司たちがおいしい肉を食べている様子が想像されます。それもすべてレビ族が主によって選ばれ、彼らの相続地は主ご自身だからです(2)。主に捧げるように、初物の穀 物、ぶどう酒、油が捧げられ(4)、レビ族は優遇されているように思えます。しかし、彼らには目に見える相続地はないのです。また、主に仕えるために幼年期から訓練をうけ30歳までひたすら仕える準備をするのです(民4:3)。また現代では主に仕え教師となる者には特別厳しいさばきがあることになっています(ヤコ3:1)。少しぐらい優遇されても、厳しいさばきを考えるなら、それも許される範囲ではないでしょうか?