箴言26章 声を和らげて語りかけても

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箴26:25「声を和らげて語りかけても、それを信じるな。その心には七つの忌みきらわれるものがあるから」

2000年代初頭から、日本では老人の一人暮らしを狙って、息子の声を装い、金に困っているから送ってくれ、という詐欺が横行しました。「オレオレ詐欺」と呼ばれていますが、実は騙される要因の中には、親子の会話の少なさが挙げられます。いつも聞いている声なら騙されないでしょうが、たまにかけてくる電話では本人の声かどうかも判断がつかないのです。ソロモンの箴言では「声を和らげて語りかけても、それを信じるな(箴言26:25)」ということばがありますが、語り口調だけで人の良し悪しを決めるのは危険だとも取れます。それほど人間関係が稀有になり、いつも語り合う親子関係が崩れているのだと思います。「その心には七つの忌みきらわれるものがあるから(箴言26:25)」と続きますが、7つの忌み嫌われるものが何かはわかりませんが、創世記でへびがイブに語りかけたときには、忌み嫌われるものを含んでいたのでしょう。イブは純粋でそれには気づきませんでした。