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ﾈﾍ9:31｢しかし、あなたは大いなるあわれみをかけて、彼らを滅ぼし尽くさず、彼らを捨てられませんでした。あなたは、情け深く、あわれみ深い神であられますから｣
親が自分の子どものことを考え、悪い道に行かないように導き、戒めることは大切なことです。しかし、時において子どもが親の思い通りにならないのも事実です。ユダヤ人たちは、神からの戒めを受けていながら、律法に従わず、自分勝手に生きていました。そのことを良しと思わない神は預言者を通して、ユダヤ人たちに進むべき道を教えようとしましたが、やはりユダヤ人たちは従いませんでした。あまりにも酷い神に対する仕打ちに、人の親なら子どもを勘当したり、見捨てたりするでしょう。しかし、神の忍耐は人の想像をはるかに超えていました。どんなに神の道から離れても、最初にアブラハムと契約したことをたがえることはなかったのです。神がいかに情け深く、憐れみ深いお方なのかはユダヤ人が身をもって経験していることです。
